ますですブログ

思ったことや感じたことなど。

ますですメモ② -京都の銭湯-

新年あけましておめでとうございます。

今年も当ブログをよろしくお願いします。

 

さて2019年一発目のブログは、いきなり「ますですメモ」。今回はタイトルにあるように、僕がこれまで行ったことのある京都の銭湯を簡単に記録しておこうと思う。自分がもう一度その銭湯を利用するとき、そこがどんな銭湯だったかを思い出すのに役に立つし、京都の銭湯に興味がある学生とかの参考になるかもしれないので、ね。

 

あ、あとブログの目次とか見出しとかいろいろとカスタマイズしたので、今回の記事から少し華やかな感じになります。久しぶりにCSSいじったけど楽しいね。

 

 

サウナの梅湯

今京都で一番アツい銭湯(らしい)。 

 

場所は大体、京阪七条駅から徒歩10分以内。営業時間が14時から深夜2時なので、僕のような夜型人間には非常にありがたい銭湯だ(京都の銭湯は大体深夜1時には閉まってしまう)。ちなみに土日は朝6時から12時までの間も営業しているらしい。なので、夜行バスで朝早くに京都駅に到着したときなどにも重宝されているとか。風呂場以外のスペースも充実していて、小さな池付きの庭に面した喫煙所があったり、2階にはソファ付きの休憩所があったりする。

 

風呂場そのものはそこまで大きくないのだが、「サウナの梅湯」なだけあって、サウナ関係の施設は充実している。水風呂は17度らしいが、個人的には水風呂は20度くらいがベストなので、若干冷たい。風呂場の壁には番頭さんが毎月作成しているらしい壁新聞が貼り付けてあるのだが、僕は風呂に入りながらこれを読むのが好き。

 

詳しくは「サウナの梅湯(京都府京都市下京区) - サウナイキタイ」こちらから

 

五香湯

銭湯のイメージを覆す銭湯。めちゃくちゃデカい。 

 

場所は大体、五条堀川の交差点を若干西に進んだところにある。マンションの1階と2階が銭湯なので、遠くから見ると銭湯っぽくない。営業時間は14時半から0時半らしい。この銭湯は休憩スペースが広いうえに食事も提供しているので、風呂に入った後も長時間ゆっくりすることができるところが素晴らしい。あと、他の銭湯ではまず見かけない、体脂肪率も測れる体重計がある。

 

この銭湯のすごいところは、めちゃくちゃ風呂場が広いことだ。まず、町の銭湯にもかかわらず、風呂場が1階と2階に分かれている。1階には普通の風呂や電気風呂、薬用風呂、ジェットバス等の、オーソドックスな風呂と洗い場がある。そして2階には、低温サウナと高温サウナの2種類のサウナと水風呂、そして露天風呂(屋根付き)がある。銭湯なのに、サウナが2種類あるのだ。しかもサウナはテレビ付きだ。430円払うだけでこれだけの施設を利用できるのはとんでもないことだと思う。ただ、水風呂は18度ということで、やはり冷たい。

 

温泉施設やスーパー銭湯ではなく、銭湯でこれは本当にヤバい。というか、本当の意味での「スーパー」銭湯だと思う*1

 

詳しくは「五香湯(京都府京都市下京区) - サウナイキタイ」こちらから

 

天翔の湯

なんと「天然温泉」の露天風呂に入れる銭湯!

 

場所は大体、七条西大路を少し西に進んだところにある。車かバイクで来るのが良いんじゃないだろうか。営業時間は14時から深夜1時までらしい。休憩スペースは少し狭めに感じたが、前述のサウナの梅湯や五香湯が異常な広さので、これが一般的な広さの休憩所だと思う。

 

この銭湯の特徴は、何といっても「天然温泉」に入れることだ。公式HPには、次のように紹介されている。「天翔の湯は、地下1000mから湧き出す源泉を掛け流しで天然温泉がご利用できます。京都の銭湯では、初めての天然温泉を源泉掛け流しでご利用できる銭湯です。」と。430円払うだけで、温泉に入れるのである。京都市内にはほとんど温泉がないのだが(あることはある)、ここに来ればすぐ温泉に入れるのだ。

 

風呂場そのものはそこまで大きいわけではない。サウナ・水風呂ともにあるが、あまり印象には残っていない。水風呂は収容人数2名くらいで、後がつかえて大変だった。天翔の湯の強みは、割と広めの露天風呂があることだろうか。他の銭湯の露天風呂と比較しても、天翔の湯の露天風呂は相当広かった気がする*2。なお、天翔の湯で前述の天然温泉に入れるのはこの露天風呂である。そしてこの温泉の泉質だが、湯が口に入ると誤って血でも飲んだのかと思うほど、めちゃくちゃ鉄分が濃厚。

 

詳しくは「天然温泉 天翔の湯(京都府京都市右京区) - サウナイキタイ」こちらから

 

山城温泉

君は「冷水風呂」に耐えられるか。 

 

場所は大体、北野白梅町駅を南東に5分ほど進んだところにある。住宅街の中にあるので、初見だと少し見つけにくいかもしれない。営業時間は15時から深夜1時までとのこと。休憩スペースは、一般的な銭湯と同じくらいといったところだろうか(天翔の湯とかと大体一緒)。

 

名前は山城温泉だが、恐らくここは天翔の湯とは違って天然温泉は使用していないと思う(温泉には必ずある泉質を示す掲示がなかったのでそう推測するが、だとしたら景表法的に大丈夫なんだろうか……?)。この銭湯の特徴は、前述の五香湯ほどではないにせよ、かなり風呂場が広いことだろう。奥行きがすごいのだ。あと、サウナ(テレビ付き)もかなり大きい。10人くらいなら収容できるんじゃないかと思う。さらに露天風呂付きだ。

 

で、最初に書いた「冷水風呂」である。山城温泉には「水風呂」がなく、代わりに「冷水風呂」がある。最初は単に水風呂を言い換えたものだと思っていたのだが、実際に入ってみると、ああこれは「冷水風呂」だとすぐに理解した。サウナで汗をかきまくった直後であっても、30秒も入っていられないほど冷たいのだ。長時間入っていると、皮膚を針でつつかれているような痛みを全身に感じるレベルである。実際に下のサイトで確認すると、なんと冷水風呂の水温は8度とのことだった。そら痛いわ。

 

詳しくは「山城温泉(京都府京都市上京区) - サウナイキタイ」こちらから

 

松葉湯

インコとアルプス山脈を楽しめる銭湯(?) 

 

場所は大体、丸太町千本を北西に入ったところにある。JR円町駅から割と近いみたいだ。場所的に前述の山城温泉とかなり近い場所にあるので、こちらも住宅街の中にあって初見では見つけにくい気がする。営業時間は15時から0時。休憩所の広さは一般的な広さ。

 

この銭湯の特徴は2つある。1つは、風呂場に入った瞬間目に入る、巨大なアルプス山脈のタイル絵である。よくドラマやアニメで目にするのは富士山のタイル絵だが、松葉湯ではなぜかアルプスの山々を描いたタイル絵を鑑賞することができる。ちなみに僕が初めて見た銭湯のタイル絵が、このアルプスの山々だ。もう1つの特徴は、風呂場からガラス越しに、50匹近いインコを見ることができることだ。なぜ銭湯でインコなのかは知らないが、大量のインコを見ながら風呂に入ることができるのは日本広しといえどもこの松葉湯だけだろうと思うので、ぜひ見てみてほしい。

 

ちなみにこの松葉湯、風呂そのものも非常に良い。普通の風呂にジェットバス、薬用湯、電気風呂といったオーソドックスな施設に加えて、サウナ(小さなテレビ付き)と水風呂、そして露天風呂が備わっているのだ。ただ、水風呂の温度は16度とやはり低めでなので、個人的には若干しんどい。水温が20度くらいの水風呂を備えた銭湯がなかなか見つからないのはなぜなのだろうか……。

 

詳しくは「松葉湯(京都府京都市上京区) - サウナイキタイ」こちらから

 

船岡温泉

京都で最も有名な、目で見て楽しめる銭湯 

 

場所は大体、鞍馬口千本を東に入って少し進んだところ。こちらも住宅街のど真ん中にあるが、パッと見てすぐ分かる外観をしているので、迷うことはないんじゃないかと思う。前にめっちゃ自転車停まってるし。営業時間は15時から深夜1時までとのこと。あまり覚えていないが、休憩所は狭かったかほとんどなかったような気がする。

 

船岡温泉のすごいところは、内装がとにかく豪華でレトロなところだ。Wikipedia(!)の情報によると、建物自体が建てられたのが1923年なので、大正時代の外観を維持していることになる。銭湯として営業を開始したのは1933年とのことで、90年近くの歴史を持つ銭湯なのだ。脱衣所や風呂場も、登録有形文化財に指定されているそうだ。430円で登録有形文化財に入れるって書くと、すごく価値を感じるよね。実際、価値あるんだけど。

 

で、実際の風呂はどうかというと、結構広いし風呂の種類も豊富(普通の風呂・電気風呂・薬用風呂・ジェットバス・サウナ・水風呂・露天風呂あり)で嬉しいのだが、観光名所でもあることから混雑していることが多く、あまりゆっくり落ち着いて入浴することができない。個人的には、リラックスしに行くというよりかは観光しに行く方が良いような気がする。

 

詳しくは「船岡温泉(京都府京都市北区) - サウナイキタイ」こちらから

 

まとめ

 

今のところ、僕が入ったことのある京都の銭湯はこんな感じだ。どこも優劣付け難いが、しいて一番好みの銭湯を挙げるとすると、五香湯になるだろうか。やっぱりあのデカさはすごい。なお、今回は「銭湯」縛りだったので挙げなかったが、他にもおススメの風呂があったりする。値段がかなり高くなるものの、最高の設備を利用することができるルーマプラザ(サウナ&カプセルホテル ルーマプラザ(京都府京都市東山区) - サウナイキタイ)や、京都市内ではめちゃくちゃめずらしい温泉施設である天山の湯(さがの温泉 天山の湯(京都府京都市右京区) - サウナイキタイ)などは、一度入ってみる価値のある入浴施設だと思う。

 

この調子で、2019年も新規開拓していきたい。

銭湯巡りに興味のある方はぜひお声掛けください。一緒に銭湯巡りしましょう。

*1:ちなみに「銭湯」と「スーパー銭湯」の違いだが、料金体系が異なる。一般的な「銭湯」の多くは、銭湯業界の組合である浴場組合に属するため、料金は一律430円(京都の場合)となる。これに対し、スーパー銭湯の多くは店舗ごとに料金を設定するので値段が異なることが多く、また、一般的な銭湯よりも入浴料金が高く設定される(600~800円など)ことが普通である。

*2:銭湯巡りを始めてから知ったのだが、京都には意外と露天風呂を備えた銭湯が結構ある