ますですブログ

思ったことや感じたことなど。

一人称問題

日本語の特徴の1つは、一人称が無駄に多いことだ。

 

いちいち全部挙げていけばきりがないが、例えば男性であれば代表的な「俺」あるいは「僕」、「私(同じ私でも『わたし』と『わたくし』でまた違う)」「自分」「ワシ」「ワイ」「それがし」「小生」「拙者」……などなど、後半に挙げたものは実生活ではほとんど使うことはないとはいえ、実に多彩な一人称がある。大体の日本人男性であれば、基本的には「俺」「僕」「私」の3つを使い分けることが多いんじゃないだろうか。

 

僕の場合であれば、基本的に普段の日常会話では「俺」を使い、目上の人と会話するときは「僕」を使い、メールや何らかの文書の中では「私」を使う、といった使い分けだ。そんなに珍しい使い分けでもないと思う。

 

で、どうしてまた一人称についてわざわざブログの記事にしたのかというと、ブログ上での一人称をどうするべきか、まだ自分の中で判断しきれていなかったからだ。ここ4回分くらいの記事では基本的に「僕」を使うようにしているが、実は初回の投稿(ブログ開設記 - ますですブログ)を見てみると、一人称は「私」「僕」「俺」と見事にバラバラになっている。これは特に一人称を意識しなかった結果だ。あとついでに言えば、文体も文語調であったり口語調であったり、実にバラバラだ。この点については、今書いているこの記事にも当てはまる。

 

ということで、今後このブログでは一人称として基本的には「僕」を使用することに今決めた。文章で「俺」にはかなり違和感があるし、「私」にするとかなりかしこまった感じがしてそれもまた違和感を覚えるからだ。文体については、特に決めなくてもいいかな、と思う。ずっと「である」調で書かないといけないような格式高いブログでもないしね。

 

わざわざブログにする必要もない内容な気がするが、拙者の心の整理ということで、わざわざ記事にした次第で候。